君が生まれたのは1月の夕暮れ時でした。

退院する時は雪が降っていて、

ひとひらの雪さえ君の体にかからぬよう

毛布でぐるりと包んで

おうちに帰ってきたことを覚えています。

あれから12年。

いろんなことがあったね。

風邪をこじらせて入院した事もあったし、

滑り台から落ちて大慌てした

こともあったね。






卒業を 間近に控えた2月末。

君の自転車とバイクがぶつかったと

聞いて たどり着いた先に

救急車が止まっていた時、

ママは生きた心地がしなかった。

頭は心配ないと言われたけれど

腫れた君の寝顔を見ながら

もし、もし、万が一・・・って、

くだらない事も考えた馬鹿なママです。

数日後手術して

無事成功した時

ママが生きてきた中で

これほど嬉しかった日はなかった。






君がママの元に生まれてきてくれた事が

奇跡なら、

ありふれた日常のひとコマも

ありきたりの会話のやり取りも

そして今日穏やかに卒業式を迎えられたのも

奇跡がずっとつながっているって

だれよりも強く感じているよ。






ママをママにしてくれてありがとう。

君の笑った顔が

君の元気な声が

そ、そ、君のどうでもいい話も

ママを幸せにしてくれる。

君がここにいるだけで、

君が生きてる意味がある。


だからこれからはずっと笑顔で

いられるよう、たくさん努力して下さい。

大きくなって君が笑顔でいられる場所を

自分の力で見つけるために

さらにいっぱい努力して下さい。



まだ若く未熟な翼の君が

未来に向かって

大きく羽ばたいていけますよう

こころから願っています。





でもね。

さみしくなったら、

つらくなったら、

なきたくなったら、

いつでも帰っておいで。

ママはいつだって

両手広げて待っている。













愛しい君へ














卒業おめでとう。