パパとママが

本当のパパとママになる前

二人で決めていたことがあります。

男の子がうまれたらパパが

女の子がうまれたらママが

名前をつけること。

おにいちゃんの次にあなたがうまれ

約束通りあなたの名前は

ママが名づけました。




でもね。

偶然なのか幸運なのか・・・

やっぱり偶然ね。

ママの大好きな言葉の一文字が

パパの名前にもついていてね。


未来の「未」という文字が、

パパから娘であるあなたへの

最初のプレゼントになりました。




あの頃明日は必ず来ると思ってた。

未来はずっとつづくと思ってた。

でもね。

時は少し変わって

生きるのが少し難しい時代にも

なってきたよ。




だからね。

今を大切に生きて欲しい。

たくさんの今を織りかさねて

輝く未来へと続くように・・・。




そして今日はあなたの卒業式。

共に学び語らい笑い

励まし、助けてくれる友がいてよかったね。

そばで支えてくれる優しい先生がいて

よかったね。

同じ時間を過ごし

たくさんの思い出が刻まれた学び舎を

飛び立つことがさみしくて

グラウンドでいつまでも

写真を撮り合っていたね。





いつかまた同じ場所で出会えたら、

誰かを助けてあげられるように

少し優しく

誰かを支えてあげられるように

少し強くなっていようね。





バイバイと手を振って

通いなれた通学路ともサヨナラして

新しい未来は

今、始まったばかり。

前を向いて頑張っていこうね。

頼りないママだけど全力で応援するよ。

大丈夫。

いつもそばにいるよ。

ずっと見守っているからね。








卒業おめでとう。